「青年の大人の事情(裏)」の翌日のお話です





瞼の向こうに明るい光を感じぱちりと目を開ける
習慣づいた体はどんなに疲れていても朝日を感じると自然と目覚めてしまうようだ


朝だわ・・・起きなきゃ・・・・


まどろむ意識の中で起きた後の自身の勤めを順に思い出していく
身支度を整えたらまず台所に行って朝御飯の用意をして、それが大体終わったらリクオ様のお弁当を作らなきゃ
それからリクオ様を起こしに行って・・・・・
そこまで思い出してはた、と気づく
その途端、これでもかという程大きな瞳を更に大きく見開いた


ききききき昨日・・・・そういえば!!


背中と腰の辺りに伝わる心当たりのある温もりに、つららはみるみる内に顔を赤くしていく


わたし、私・・・昨日の夜・・・・リクオ様と!!


そこまで思い出した時、背後から「ん〜」と唸る様な声が聞こえてきた
続いて「おはよう」と少し寝ぼけたような声が続いてくる
完全に覚醒し、昨夜の事を思い出したつららは恥ずかしさで声を返すことも振り返ることも出来ず、体をカチコチに固くしていた
すると腰の辺りに回っていた腕が動き、あろう事かつららの胸元をまさぐり始めた
「ひゃあっ」
突然の事につららは我を忘れて声を上げた
「あ、起きてた、おはようつらら」
つららの背後で寝ていたリクオは、柔らかな笑顔と共につららの頬へと口付けを落とす
リクオの自然な動作につららは更にかあっと頬を赤くすると
「お、おおおおはようございます」
と訳も分からずあいさつをしていた
背後からつららを抱き締めたままリクオは「ん」と頷くと、つららの肩へと顎を乗せて甘えてくる
耳元に息を吹きかけながら「愛してるよ」と囁かれれば更に体の体温は上昇していく
昨夜の出来事に恥ずかしがりふるふると体を震わせているつららに、リクオはくすりと笑みを零すと
「また、したくなってきちゃった」
と甘えた声で囁いてきた
「ふえ?リクオ様」
つららは慌てて振り向くと
「あ、やっとこっち向いた」
と嬉しそうなリクオと目が合った
その途端、ぼっとまたしても顔を赤くし俯くつらら
しかし、俯いた先にリクオのものを視界に入れてしまい、これ以上ないくらい顔を真っ赤にしながら絶句した


ひゃあぁぁぁ〜


内心で羞恥の叫びを上げながらつららは、もうわけが分からないとパニックに陥る
あわあわと焦るつららの視線に気づいたリクオは、苦笑を零しながらつららの顎に手をを添えて上向かせる
ちゅっちゅっと軽く唇を啄ばむと、ほんのりと色付いた唇から吐息が漏れる
その声に背筋がぞくりと反応し、体の奥に熱が篭り始める
するりと腰を撫でればピクンと反応する体に悪戯心が刺激され、リクオの手の動きが大胆なものへと変わっていく
腰の辺りから上へと移動し、脇の側を辿り胸の柔らかさを確認しながらゆっくりとへそを通過してその下へと指を滑らす
つつ・・・と秘芯を捕えるとつららの体がビクンと反応した
そのまま指を奥まで侵入させていくと、つららの口から切ない声が漏れた
「り、リクオ様・・・・その、あ、朝の準備がありますので」
そう言って逃げようとする彼女を捕まえ深く口付けをする
下の方では侵入した指が忙しなく動いていた
「ふあ・・・」
「つらら、愛してるよ」
ビクンと反応するつららを愛おしそうに見つめながらリクオは耳元で囁くと、つららの上へと覆いかぶさっていった
その後、昼近くになってもリクオとつららの姿は見られなかったとか




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