絶え間ないその快楽につららは次第に意識が朦朧となり頭が真っ白になっていく
体の中心が熱を持ち体が小さく痙攣を始めた
「あああああああああああ」
一瞬の間のあと、つららは悲鳴のような嬌声を上げて達した
浅く息を吐いてぐったりとするつららの中から指を引き抜くと、リクオはつららの足の間に体を滑り込ませた
つららの呼吸に合わせてゆっくりとつららの中へと自身を埋めていく
突然リクオの熱い塊が入ってくる感覚に、つららは達した余韻も忘れ首を反らして喘いだ
「あ、ああ、リクオ・・・様」
「つらら」
ずぶずぶとつららの中へ己の分身を突き立てながらリクオは愛しい女の名を呼ぶ
高ぶる熱を逃がすようにつららの赤く染まった唇に噛み付くように口付けを落とした
十分につららの唇を味わったリクオはゆっくりとつららに視線を合わせると
「お前は俺のものだ・・・つらら」
と鋭い眼光で囁いた
その視線は相手を射殺しそうな程強い力を持っているのだが、何故かつららには懇願するような視線にも見えてしまった
不安で不安で、愛おしくて、きっと失ったら壊れてしまう
そんな危うさを持った瞳だった
リクオにそんな感情を持たせてしまったと思ったつららは居た堪れなくなり、そっとリクオを抱きしめる
今はもうつららの腕では抱えられないほど大きくなってしまったリクオだったが
それでもあの時の幼子に諭す様にゆっくりと説くように呟いた
「ご安心ください、私はたとえどんな事があろうともリクオ様のものです」
「秘薬で正気を失ってもか?」
つららの言葉にリクオが皮肉気に呟く
そんなリクオにくすりと笑むとつららははっきりと言った
「はい、たとえ薬に侵されようともこの心はリクオ様の元へきっと戻ってまいります」
きっと約束いたします、とつららはにこやかに宣言した
どこからそんな自信が来るのかとリクオは苦笑する
「ほお、俺の女は随分と自信があるようだな?」
「ええ、こうやってまた戻っておりますから」
そう言ってつららはにこりと笑った
その言葉を聞いてリクオは声を上げて笑った
ひとしきり笑った後、リクオはにやりと口角を上げると
「違いねえ」
と呟きまた笑った
つららもまたつられて笑う
笑いが収まった頃、リクオが思い出したように口を開いた
「そういえば仕置きがまだだったな」
「へ?」
リクオの言葉につららは目を丸くする
「仕置きは先程からされているではないですか?」
確かに、今だつららとリクオは繋がったままで、笑い合っていた間もリクオは起用に腰を動かしていた
そんなつららにリクオはにやりと悪戯っ子のような顔を向けると
「何言ってんだ?仕置きはまだまだ続くぜ」
と勢い良く腰を打ち付けてきた
それを合図にリクオの動きは激しさを増していく
「あ、ああ、し、仕置きって・・・まだ続くの・・・ですか?」
激しく揺さぶられながらつららが不安も露にリクオに問いかける
当のリクオはと言うと、額に玉の汗を浮かばせながら激しい律動を繰り返し起用にもにやりと笑顔を見せるとはっきりと宣言した
「ああ、まだまだ、5日間も焦らしてくれたんだその分の礼はたっぷりとさせてもらうぜ」
朝までなと、艶やかな微笑と共にリクオは囁いた
その言葉につららは絶句する
そして――
リクオの宣言通り、たっぷり夜明けまでつららはお仕置きをされたそうな
了
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