「は・・・ああん」
真っ暗な部屋に時折押し殺したような女の声が響く
それに合わせて、ぴちゃぴちゃと水音も聞こえてきた
部屋に充満するのは、淫らな声と性の匂い
闇に紛れて逞しい背中が動くたびに艶やかな声が上がった
強行に出たリクオによって、数分と経たない内に敢え無く落城したつららの躰は今や思いのままだった
唇を合わせれば躊躇いがちに舌を差し出し
躰に舌を這わせれば、身をくねらせて喘ぎ
中心を攻めれば艶やかな声を上げて鳴いた
つららの体という躰を愛撫していたリクオは、とうとうその内部まで侵入を試みた
「うあ・・・うぅ」
つららを四つん這いにさせ、後ろからずぶりと中心に己の指をつき立ててやると、つららは目を見開いて躰をしならせた
ゆっくりと指を抜き差ししてやるとつららの唇が戦慄き震える
「んあ・・・ああ」
つららは、リクオの指に合わせてぴくぴくと体を痙攣させていた
はあ、はあ、と荒い息をするつららの姿は官能的だった
背後から襲うような形でつららに覆い被さり、空いている手で胸を揉みしだいてやると
苦しそうに眉根を寄せて固く目を閉じ、顔を歪ませ甘い声を響かせた
しかも、リクオの手が、舌が、つららの中を掻き回す度、その中心から蜜が溢れ出した
リクオはそれをひと舐めし、徐に秘部に口を付けると音を立てて吸い上げだした
じゅるじゅると厭らしい音を上げる背後につららは堪らないと頭を振って懇願した
「リクオ様・・・もう・・・」
限界です
涙ぐみながら言うつららをちらりと盗み見ながら、まだ足りないと言わんばかりに一層強くその蕾に吸い付いてやる
「あっ、あああああああ」
つららは両手両足をがくがくと震えさせて悲鳴のような声を上げた
数分の間の後、つららの体は布団の上に上半身ごと肘から崩れ落ちた
はあ、はあ、と肩で荒い息をし余韻に暫し浸っていると
背後で動く気配
つららが後ろを振り向くより先に、リクオはつららの腰を掴むと
一気に貫いた
「あああああああああ」
張り裂けそうな激痛
無理やり広げられる圧迫感
行為自体が初めてのつららには拷問以外の何者でもなかった
「う・・・あ・・・リク・・・オ、様ぁ〜」
浅い息を繰り返し激痛を訴える背後を振り返る
そこには――
じっとこちらの様子を伺うリクオの深紅の目があった
「仕置きだつらら」
くすりと、口元に笑みを湛えたままリクオはそう言うと、さらに奥へと自身を埋めていく
「く・・・」
つららは堪らずぽろぽろと涙を零し始めてしまった
「つらら、俺の気持ちが十分わかったか?」
「はい、わかりました、わかりましたから・・・もう・・・ゆるしてぇ」
つららはぽろぽろと涙を流し何度も何度も頷いた
その様子を見ていたリクオは「そうか」と満足そうに頷くと
ズン
激しく腰を振り始めた
「あっあっあっあっ」
強烈な刺激につららは上擦った声を上げ無我夢中で布団を握り締める
「許すかよ、こんなに焦らされて」
はっはっ、と息を弾ませながらリクオはつららに聞こえるように囁く
ずっとずっと欲しかったんだからな
リクオの懇願するような苦しそうな声を聞いたつららは
ようやくそこで
観念した
了
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