「ん、んふ」
吸い付く唇
絡みつく舌先
熱く火照る体
否応無しに反応してしまう己の体につららは羞恥に頬を染めながらリクオに応える
「リ、クオ様」
執拗な口付けが途切れると浅い息をしながら目の前の男を見上げた
男の緋色の瞳はつららの姿を捉えると尚一層深い色に染まる
「つらら」
リクオは切なそうに女の名を呼ぶとゆっくりと顔を近づけていく
つららは期待と不安に体を震わせながら男の動きを目で追った
「つっ・・・」
突然、鎖骨辺りにチリッとした痛みが走った
見るとリクオがそこへ顔を埋めて噛み付いていた
また同じような痛みが走りつららは溜まらず声を上げた
「あ、ああ」
つららの白い肌に幾つもの紅い花が咲き乱れる
つららは溜まらずリクオの頭を掴み懇願した
「リク、オ様、痛い・・・です」
「ああ、仕置きだからな」
そう言うとリクオは更に強くつららの首筋に吸い付いた
「ああああっ」
つららはその痛みに体をビクビクと震わせ体を仰け反らせた
その反応に気をよくしたリクオは紅い花を咲かせながら徐々に下へと移動していく
柔らかな膨らみへと辿り着くと、その輪郭を辿るように舌を這わせた
リクオの舌の動きに合わせてつららはぴくっぴくっと小さく反応する
乳房の下から上へと舌を尖らせてなぞってやると、くすぐったいのか身をくねらせて逃げようとする
リクオの肩を押し逃げようとするつららの腕を掴んで頭の上で一つにまとめてやると切なそうな瞳でリクオを見下ろしてきた
その視線ににやりと笑みを零すと、またリクオはつららの乳房に顔を埋める
ねっとりと乳房を舐め上げ、その柔らかさを堪能しゆっくりと頂の付近までその舌を滑らせていく
先端の蕾に触れるか触れないかの位置で止まると、今度は乳輪にそって円を描くように舌を滑らせた
「や、あぁぁぁぁ」
つららはたまらず声を上げる
その声を合図に今度はその蕾へと吸い付く
ちゅうちゅうと音を立てて吸い上げられる痛みと快感に、つららは瞳を見開いた状態で喘いだ
「あ、ああ、うう、リク、オ様、あぁぁぁぁっ」
しかも空いている片方の胸では、その蕾をくりくりとリクオの指が弄っている
同時に与えられる快感に、つららは体の中心がじんと熱くなるのを感じ身をくねらせた
両方の胸を同じようにたっぷり愛撫したリクオはまたゆっくりと下へと移動を始めた
白く陶器のようなその肌を愛おしそうに舌で味わいながらへそを辿り、その下の茂みの辺りまで舌を滑らせていく
足の付け根の辺りを舌でゆっくりと辿り、そのまま腿の内側を舐め上げる
途端上がる嬌声にリクオは瞳を細めると、そっとその太腿の内側に手を当てると力任せに上へと押し開いた
「あ、やぁっ」
つららは思わず体を起こし、それを阻止しようとする
しかし女のひ弱な力では男のそれには適わずあえなくリクオの目の前にあられもないその姿を晒す事になった
真っ白い着物の中に隠れていたつららの秘部は既に濡れそぼり、女の匂いを漂わせていた
リクオはつららの素直な反応に気を良くし、そっと足の間に顔を埋めると溢れる愛液をその舌で舐め取った
下で感じるリクオの吐息につららは羞恥で顔を赤くするといやいやと首を振った
それには構わずリクオは更に舌先をその上の先端に当てると弾くように愛撫する
「あ、ああリクオ、様・・・」
つららはその刺激に耐えられず声を上げて逃げようとする
上へと逃げるつららの腰を押さえつけ、蜜壷から先端にかけてべろりと包み込むように舐め上げてやれば、可愛らしい嬌声を上げてつららは大人しくなった
そのままリクオは蜜壷へと愛撫を続ける
舌先で先端を刺激し、中指を蜜壷へと埋め込み抜き差しを繰り返す
何度も繰り返すうち、指は2本3本へと増えていきその度につららの声が大きくなっていった
つららの中へと埋め込まれた指はばらばらに動いていたかと思えば、今度は指を折り一箇所を執拗に責め上げ、つららを追い立てていった
絶え間ないその快楽につららは次第に意識が朦朧となり頭が真っ白になっていく
体の中心が熱を持ち体が小さく痙攣を始めた
「あああああああああああ」
一瞬の間のあと、つららは悲鳴のような嬌声を上げて達した
浅く息を吐いてぐったりとするつららの中から指を引き抜くと、リクオはつららの足の間に体を滑り込ませた
つららの呼吸に合わせてゆっくりとつららの中へと自身を埋めていく
突然リクオの熱い塊が入ってくる感覚に、つららは達した余韻も忘れ首を反らして喘いだ
「あ、ああ、リクオ・・・様」
「つらら」
ずぶずぶとつららの中へ己の分身を突き立てながらリクオは愛しい女の名を呼ぶ
高ぶる熱を逃がすようにつららの赤く染まった唇に噛み付くように口付けを落とした
十分につららの唇を味わったリクオはゆっくりとつららに視線を合わせると
「お前は俺のものだ・・・つらら」
と鋭い眼光で囁いた
その視線は相手を射殺しそうな程強い力を持っているのだが、何故かつららには懇願するような視線にも見えてしまった
不安で不安で、愛おしくて、きっと失ったら壊れてしまう
そんな危うさを持った瞳だった
リクオにそんな感情を持たせてしまったと思ったつららは居た堪れなくなり、そっとリクオを抱きしめる
今はもうつららの腕では抱えられないほど大きくなってしまったリクオだったが
それでもあの時の幼子に諭す様にゆっくりと説くように呟いた
「ご安心ください、私はたとえどんな事があろうともリクオ様のものです」
「秘薬で正気を失ってもか?」
つららの言葉にリクオが皮肉気に呟く
そんなリクオにくすりと笑むとつららははっきりと言った
「はい、たとえ薬に侵されようともこの心はリクオ様の元へきっと戻ってまいります」
きっと約束いたします、とつららはにこやかに宣言した
どこからそんな自信が来るのかとリクオは苦笑する
「ほお、俺の女は随分と自信があるようだな?」
「ええ、こうやってまた戻っておりますから」
そう言ってつららはにこりと笑った
その言葉を聞いてリクオは声を上げて笑った
ひとしきり笑った後、リクオはにやりと口角を上げると
「違いねえ」
と呟きまた笑った
つららもまたつられて笑う
笑いが収まった頃、リクオが思い出したように口を開いた
「そういえば仕置きがまだだったな」
「へ?」
リクオの言葉につららは目を丸くする
「仕置きは先程からされているではないですか?」
確かに、今だつららとリクオは繋がったままで、笑い合っていた間もリクオは器用に腰を動かしていた
そんなつららにリクオはにやりと悪戯っ子のような顔を向けると
「何言ってんだ?仕置きはまだまだ続くぜ」
と勢い良く腰を打ち付けてきた
それを合図にリクオの動きは激しさを増していく
「あ、ああ、し、仕置きって・・・まだ続くの・・・ですか?」
激しく揺さぶられながらつららが不安も露にリクオに問いかける
当のリクオはと言うと、額に玉の汗を浮かばせながら激しい律動を繰り返し器用ににやりと笑顔を見せるとはっきりと宣言した
「ああ、まだまだ、5日間も焦らしてくれたんだその分の礼はたっぷりとさせてもらうぜ」
朝までなと、艶やかな微笑と共にリクオは囁いた
その言葉につららは絶句する
そして――
リクオの宣言通り、たっぷり夜明けまでつららはお仕置きをされたそうな
了
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