羞恥に顔を真っ赤に染めたつららは固く目を瞑り顔を横に背けてしまった
しかし、そんなつららの抵抗も虚しく、さらにリクオはつららを追い詰めていく
つつつ・・・と中心の割れ目を指先で辿り、その柔らかさを堪能するように何度も往復を繰り返す
しかもすでにそこは十分に濡れており、透けて張り付く布のせいでショーツの上からでもその形や色がはっきりとわかるほどだった
リクオは指を動かすたびにビクビクと反応するつららを目を細めて嬉しそうに見つめていた
何度も割れ目を辿っていた指がその上でひっかかる突起に気づき、今度はそこを弄くり始める
指の腹でつぶすようにゆっくりと擦りあげてやると、途端つららの体が激しく反応した
「ん、んんんん!」
目を見開き口を開けて背を仰け反らせる姿は、ここがつららにとって気持ちの良い場所だと存外に示しており、リクオは集中的にそこを刺激しだした
「あん、あっあっあっあっ」
ショーツの上から指でこねくり回すリクオの刺激につららは我を忘れて声を上げる
「んあああああああ」
突然つららが嬌声を上げた
先程よりも強く背を仰け反らせてピクピクと反応するつららの下、リクオの手がショーツの中に潜り、直にそこを擦り上げていた
既につららの愛液でぐしょぐしょに濡れたそこは滑りも良く、リクオの指を十分に濡らし往復する指の動きも早くなる
一本だった指を二本に増やしその突起を挟むように愛撫してやると、さらにつららの声が上がった


途切れることなく続く嬌声
ぴちゃぴちゃと響く水音
獣のような咆哮にも似た熱い吐息
体に纏わりつく汗
虚ろな瞳
半開きの口元からはだらしなく唾液が滴り落ちる


絶頂に昇り詰める寸前の淫らな女の姿がそこにあった
すでにリクオの指は先端だけでなく、その蜜壷へと侵略は進んでいた
一本だった指は二本、三本と増やされ、つららの中を侵していく
さらに増やされた指は縦横無尽につららの中をかき乱す
ぐちゅっ、ぐちゃっ、と卑猥な音を立てながら時には優しく時には激しくつららの中を往復する
何度も擦り上げていくうちに、ある一点でつららが強く反応した
リクオは見つけたその場所を重点的に攻めていく
指を折り曲げより強い刺激を与えてやると、それまでとは比べものにならないほど激しく反応した
「あ、ああん、あ、そ、そこ、いい、いい〜」
がくがくと足を震わせ、淫らに喘ぎ声をあげるつららをリクオは食い入るように見つめた
つららの呼吸に合わせてリクオの手の動きも早さを増していく
「あっ、ああああああああああ」
一拍の間のあと、つららは絶頂を向かえた
背筋は仰け反り足は突っ張り、びくんびくんと絶頂の余韻に体を震わせる
しばらくすると痙攣していた体から力が抜け、くたりと力尽き手足がぱたりと布団の上に落ちた
その一部始終を見ていたリクオは徐につららから離れると、素早く衣服を脱ぎ捨て虚ろな瞳で天井を見上げるつららの上に覆いかぶさった
ゆっくりと味わうように唇を貪ったあと、つららの両足を持ち上げその中心にリクオの熱くそそり立つモノをあてがう
十分にぬれたその割れ目を何度か往復すると、ゆっくりとその蜜壷へと自身を埋め始めた
その途端、力尽き虚ろな視線を向けていたつららの瞳が見開かれる
「あ、あうう、く・・・」
つららは眉間に皺を寄せ苦悶の表情を浮かべた
「い、痛いです・・・リクオ様」
「ご、ごめん」
痛みのあまり思わず呟いてしまったつららの声に、リクオは慌てて動きを止めるとつららの顔を覗き込んだ
「やめようか?」
「だ、ダメです!」
「でも・・・」
「だ、大丈夫・・・ですから」
苦しそうな息を吐きながらつららは必死に笑顔を作る
つららとてここまで来てやめるつもりは毛頭無かった
心配するリクオに笑顔で言うときゅっとリクオの首筋に縋りついた
「大丈夫です、その・・・ゆっくり入れてくだされば」
ぽっと頬を染めるその初々しい姿にリクオは内心で悶えながら「わかった」と頷くと、ゆっくりと身を沈めていった
「く・・・う・・・」
つららの呼吸に合わせてゆっくりとリクオは自身を埋めていく
つららの中は思ったよりも狭く入ってくるリクオを押し出そうとさらに収縮する
その刺激に思わず一気に貫きたくなる衝動を抑えながら、つららの痛みが和らぐように優しいキスを与えながらゆっくりと腰を進めていった
奮闘の末、ようやく全てを埋め終わるとつららはほっと息を吐く
「全部入ったよ」
「はい」
リクオの言葉につららは嬉しそうに返事をした


やっとやっとつららと・・・・


やっとやっとリクオ様と・・・・


お互い心の中で思うことは同じで、自然とお互い笑顔になり見つめ合った


繋がっている


そう心と体で感じるだけでこんなにも幸せになれる
つららもリクオもお互いの体温を肌で感じ幸せに浸っていた
お互い吸い寄せられるように唇を合わせる
何度も何度もお互いを確認し合うように唇を貪り続ける
次第につららの体の緊張も解けていき、ゆっくりとリクオは腰を動かし始めた
最初はゆっくりと動き、つららの体が痛みに慣れその苦痛の声が甘い吐息に変わると、リクオの腰の動きも次第に激しく早くなっていく
人の体温よりも冷たいつららの体の中は、リクオの熱くたぎる肉棒を咥え込みその熱でどろどろに溶けているかのように中はぐちゃぐちゃになっていた
そのぬめりと締め付けにリクオは何度も果てそうになる
しかも、つららの小さな唇からはなんとも可愛らしく艶かしい声がリクオの鼓膜を刺激する
声だけでもイってしまいそうな拷問に近い快楽の中、リクオは懸命に果てないように堪えていた


くう・・・つらら、気持ち良過ぎ・・・・


はぁ、はぁ、と肩で息をしながら額に玉の汗を浮かべ、リクオは何度も激しく腰を打ち付けた
パンパンパンと小気味良い肌のぶつかり合う音が部屋に響く
次第につららの中が小さく痙攣をし始める
つららもまた終わりが近づいていた
太く固いリクオのモノは抉るようにつららの中をかき乱していく
奥に行くときの圧迫感
入り口に抜けるときの切なさ
時に優しく、時に激しく中を抉られる快感に翻弄されていく
「あっあっあっあっあっ」
すでにリクオの事しか考えられなくなったつららは、喘ぎ声の合間に「リクオ様、リクオ様」と切なげに名を呼ぶ
その名を呼ぶたびにリクオは応えるかのようにつららの唇に口付ける
お互いの事しか感じられなくなり、互いに貧欲に相手を求め貪り合う
そしてとうとう終わりが近づいてくる――


つららの中は急速に痙攣をはじめ、リクオのモノを奥へ奥へと送り込もうとする
リクオもまた激しい締め付けに一気に射精感が沸いてくる
「う、あ、ああああリクオ・・・様」
「く・・・つらら」
目の前にチカチカと白いスパークが走ったかと思うと二人同時に絶頂を迎えていた
ドクドクとつららの中に己の精を注ぎきったリクオは、そのままつららの上に力尽き体を預ける
リクオが果てた後も、今だつららの中は蠢きリクオに軽い刺激を与えていた
はぁはぁと荒い呼吸を繰り返しながら、暫くの間お互い初めてイった快感の余韻に浸っていたが
突然リクオがのろのろと体を起こし、つららを見下ろしてきた
余韻に浸っていたつららは薄っすらと目を開け次の瞬間――


驚愕した


「り、リクオ・・・様・・・・」
「なんだ?」
つららは目の前で起こった出来事に、先程の余韻も忘れて大きな目をさらに大きくして目の前のリクオを見上げていた
つららの目の前には――


夜の姿と化したリクオがいた


しかも、その秀麗な顔には艶やかな底意地の悪い笑みを張り付かせていた
つららはその笑顔を見た瞬間、背筋がうすら寒くなり身の危険を感じて後ずさった
つららはこの時になって重大なことを思い出した
忘れていた


リクオ様は二人いるのだということを・・・・


つららの内心での不安を感じたのか、逃げようとするつららをがしりと拘束すると
「昼の俺とだけで終わり、なんて考えてないよな?」
そう言いながら意味ありげな笑みを浮かべてつららを見下ろしてくる
同時に、今だにリクオと繋がっていた下腹部辺りが急に圧迫感を訴えてきた
ムクムクと復活してきたリクオ自身の大きさと固さに、つららは恐れ戦き思わずリクオを見上げてしまった
「あ、あの・・・」
「人間のあいつはあの程度で済んだが、妖怪の俺は一味違うぜ?」


覚悟しとけよ


そう言いながら妖艶に微笑むリクオの顔が、この時ばかりは悪魔に見えたとか見えなかったとか


この後、翌日の昼近くまで二人の姿を見たものはいなかった





お・ま・け
首無:「毛倡妓まさか布団はお前が・・・・」
毛倡妓:「うふふ、若いっていいわねぇ〜」


青年の大人の事情 其の二[裏バージョン]


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