おまけ
「はぁ〜リクオ様、昼だとあんなにウブだったのに……」
「そんな事よりこれからどうする?」
リクオの隣の部屋では丁度この場に居合わせた側近達がこそこそと話し合っていた
「どうするって……どうするよ?」
「お、俺に振るな俺に!というか、ここに居るわけにいかんだろう」
ヒソヒソ ヒソヒソ
声を潜めて話し合う側近達の直ぐ横
隣の部屋とを隔てる壁からはくぐもった艶を含んだ声が聞こえてきていた
「ていうか、退散した方がいいんじゃない?ばれたら不味いよ?」
どこか他人事のように言ってきた暢気な河童の言葉に一同ぴしりと固まる
「確かに」
「ばれたら明鏡止水だけじゃ済まされねぇかもな」
「あ、ああ」
「うむ、拙僧もそろそろ退散した方がいいと思うぞ?」
「そうだな・・・・・て、こら紀乃!」
「ああ〜んもうちょっと覗きたかったのに〜」
皆自分の身の安全を第一に考えてこそこそと動き出す
隣でお楽しみ真っ最中の主に気付かれないように忠実な側近達はその場を後にするのであった
「ああん、誰か助けて〜〜」
了
[戻る] [アンケトップ] [次へ]