「ん……」

先程から夫の激しい行動につららは眉を寄せた



リクオ様……不安がってる?



つららは己の上で体中を愛撫していく夫を見下ろした

何かに突き動かされるように自分の体に紅い跡をつけていく夫の姿に不安を覚えた

そっとその白銀の頭に手を添える

するとリクオが気づいて顔を上げてきた

「どうした、痛かったか?」

気遣う夫の言葉につららは更に眉を下げた

「いいえ、大丈夫です」

そしてにこりと笑顔を向ける

リクオはゆっくりとつららの顔の近くまで来るとまた口付けてきた

「つららはずっとリクオ様と一緒にいます」

その言葉にリクオは一瞬反応した



見透かされていた



リクオは自嘲の笑みを零すと「ああ」と頷きつららの胸に頭を預けた

とくとくとつららの鼓動が聞こえてくる

いつもよりも早いその音にリクオの口元に笑みが戻った



「照れてんのかい?」

悪戯の光を称えた瞳が覗き込んでくる

その瞳につららはぷいっと顔を横に向けると「仕方ないですもの」とぷうと頬を膨らませた

その仕草が可笑しくて愛しくて

また体の中に熱が燻りだした

どちらからとも無く唇を合わせる

最初は軽く、次第に激しく

お互いを無我夢中で求め合った



ぴちゃぴちゃと鳴る水音

その音が響く度につららのしなやかな躰が強張る

リクオはゆっくりゆっくり焦らすようにつららの躰を解していった

中心の蕾を指先で弄りながら舌先で割れ目を押し開く

時折そのヒダをしゃぶりながらつららの中に尖らせた柔らかな舌先を押し込む

微妙なタッチで入り口を攻められる度、つららの躰は弓のように反り返った

「あ、あん……あぁっ!!」

ひと際強く中心を吸われた時つららの口から甘い嬌声が響いた

執拗にそこを攻める

つららは秘芯を激しく吸われるのに弱いようで、そこが真っ赤に充血するほど吸い付いてやる

じゅるじゅると厭らしい音を立てると、聴覚を犯されたつららはいやいやと激しく首を振った

「あ、ああ……リクオ様もう!」

「まだダメだ」

つららの懇願に無碍な答えが返ってくる

その答えに切なそうな視線が伝わってくる

しかしまだダメだった

リクオ自身も既に反り返り最大の大きさに達してはいたがまだダメだった

このままこの声を聞いていたいという思いもあったが、しかしつららの躰を思って愛撫を続けていた

先程、恐る恐る入れた指先は食い千切られるかと思うほどだった

つららの膣は狭い

それも想像以上に

しかも驚くほど柔らかい



こんな所に入れたら……



つららが壊れてしまう

己自身をそっと確認し、リクオはまだダメだと溜息を吐いた

出来ることならこのままつっ込み、つららの女の部分を十分に楽しみたいとも思う

しかし



これは不味いだろう?



「ひゃうっ」

確認のため入れた指先がつんと、入り口付近で引っかかった

途端つららの悲鳴にも似た嬌声が上がる

痛いのだ

見ればつららの目尻に涙が滲んでいた



長期戦だな……



リクオは嘆息するとつららを見下ろした

つららは本人が言うようにまだ未開拓の躰だった

押し広げた花びらはまだ淡い桃色で

その先端の蕾もまだ人目に晒した事がないことが伺えた



綺麗だと思った



こんな綺麗な女が他にいるか、と思うほどに

だから傷つけてはいけないと思った

リクオは細心の注意を払って女の躰を開拓するつもりだった



今夜は徹夜だな



にやりと楽しげに口元を引き上げながらリクオはまたつららの中心に顔を埋めていった







あと何回この女をイかせたら俺も逝けるんだろうな?



生殺しな初夜






[戻る] [裏トップ] [次へ]