その匂いに煽られリクオはくらくらする頭でつららの感じる場所を探っていく

ふと、ざらついた場所に行き当たりそこを擦った時、つららの声がひと際艶やかに響いた



ここか



リクオはやっと見つけた場所を執拗に攻め始める

指を折り曲げ強い刺激を与えてやると、すぐさまつららは2回目の絶頂を迎えた

力の抜けたつららの体を見下ろしながら、ゆっくりとリクオは覆いかぶさっていく

肌に触れるつららの冷たい肌が心地よかった

「つらら」

リクオが耳元で囁くと、つららは応える様にリクオの背中に手を回す

「リクオ様」

ゆっくりと開けた瞳に主を写したその顔は幸せそうに微笑んでいた

二人とも一糸纏わぬ生まれたばかりの姿で抱きしめ合う

暫くの間抱きしめ合っていたが、リクオは少しだけつららから離れるとそっと囁いた

「入れるぞ?」

リクオの言葉につららは頬を染めながらこくりと頷く

それを合図にリクオはつららの中心に己の熱い塊をつき立てた

「ああああ、リクオ様」

つららは初めて入ってくるリクオ自身に苦しそうに呻くと眉間に皺を寄せて耐えた

その様子をじっと見つめながら、つららの呼吸に合わせてゆっくりと己を沈めていく

みちみちという音が聞こえてきそうなほど、熱く張り詰めた己の中を感じながらつららは浅い呼吸を繰り返しながらリクオを受け入れていった

格闘の末、ようやく全てを埋めたリクオは感極まってつららを強く抱きしめる

気を抜けばすぐにでもイッてしまいそうな程きつく狭いつららの中でリクオは耐える

「きつ・・・」

小さく息を吐き出すと、リクオはゆっくりと注挿を開始した

「ん、んん・・・」

苦しそうなつららの表情

その表情がこの行為が初めてだということを物語っており、リクオは嬉しい反面申し訳ない気持ちになった

理性が吹き飛んでいたとはいえ、勢いでつららを抱いてしまった事に今更ながら後悔の念が押し寄せてきたのだ



そういやまだ言っていなかったな



しかも一番重要なことを言っていないではないかと、自身を叱咤しながらなんとも幼稚な己の行動に苦笑を漏らす

「リクオ・・・さま?」

最中であるというのに、目の前の男が突然笑い出した事をつららは訝しく思いながら主の名前を呼んだ

「ん、ああ悪い悪い、つらら」

「は・・・はい」

尚も与えられる刺激につららは途切れ途切れに返事を返す

そんなつららにくすりと笑みを零すと、リクオはつららに覆いかぶさり耳元で優しく囁いた



「愛してる」







「リクオ様!」

途端、自身の下にいた女がぱあっと笑顔になり続いて恥ずかしそうに頬を染めた

そんな可愛い仕草にリクオはいよいよもって抑えられなくなり、その後朝日が昇るまでつららを離さなかった





「またあの格好してくれよな?」

「お、お断りします!」

後日、リクオはつららにまたあの格好をしてくれとせがんだのだが、つららは頑なに拒んでいたとか





そしてここに事の成り行きを見守っていた女がひとり・・・・

「うふふ、大成功♪」



と呟きながらほくそ笑んでいた






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